トライアスロンin徳之島(レース編)


大荒れのコンディションの中、ワクワクしながらいよいよスタート。

レーススタート前までの記事はこちら

 

今回のほぼミドルに近い距離のレースは2017年の佐渡トライアスロンBタイプに続き2回目

その後も宮古島や佐渡A(ランでDNF)を経験しているので、距離に対する不安はなかったけれど、とにかく大雨と強風のこれまで経験したことのないコンディションだったので、起伏の多いコースで落車などせずゴールに戻ってこれるかだけが唯一の不安材料でした。

徳之島までのトレーニング状況はまだまだだったけれど、佐渡がメインと位置付けているので、とにかくタイムや順位ではなく、しっかり最後まで走りきること(歩きグセ、やめグセからの脱却)だけに集中して、スイムスタート。

 

スイムパート

スイムはレッツスイム町田で週1〜2回泳ぐようにしていて、調子も上がっていたので、どの程度レースで泳げるか楽しみにしていました。

さらに今シーズンからウエットスーツをZone3に新調したので実際のレースでの使用感にも期待していました。

いざスタートしてみると、そこまでバトルも気にならず、ウエットスーツの肩の回りもよく、いい感触で泳いでいたのですが、距離が短くなったことと、久しぶりのレースで気分が高揚していたのか、予想以上に心拍数が上がり、なかなか下がらない。

そのうち気分も悪くなってしまい、心拍数も下がらず、「ん、、、このままじゃまずい、、、」と初めてスイム中に泳ぐことをやめ、近くに見えたライフガードのボードにつかまり休憩を取ることに。

トライアスロン歴の中でこんなことは初めてでした。

スイム中だったこともあり少し怖い思いもしましたが、あくまで最後まで走りきることが自分のミッション。

休みながらライフガードの方と話した時に、「結構ウネリも強いですから酔いますよねぇ」と言っていたので、それも原因かなと考えつつ、だいぶ調子も落ち着いたので再スタート。

きっと2分はロスしたと思うけれど、なぜか自分の中ではあまり気にならず、気持ちを切り替え、トランジッションエリアで落ち着いて靴下を履き、エナジージェルなど忘れ物がないかを確認しバイクへ。

 

バイクパート

雨は引き続き強く降っていて、ところどころ冠水している箇所もあったので、とにかく路面には気をつけながら、起伏に備えて常に腹八分目で走ることを意識して距離を重ねていきました。

絶景であろう海沿いのコースも真っ白。

景色を楽しめないのは残念ではあるけれど、レースで着用するのをとても楽しみにしていた、今シーズンのPI TRI用に作成したパールイズミのオーダーシステム「エアトライスーツ」のおかげもあり、気持ちは上がっていました。

今年は自分がカラーリングやデザインの提案をして作成したこともあり、自分の提案が採用された最高にかっこいい(自画自賛)お気に入りのトライスーツでレースしているのもまた非常に楽しかった。

徳之島のコースはアップダウンが激しいけれど、ジェットコースターのように見通しのいい下りと上りが多く、思っていた以上にリズムよく走ることができました。

顔に雨粒が当たると痛いほど雨も風も強く、何度か肩にグッと力が入ってしまうような緊張する路面状況もありましたが、そんな様々な外的要因が逆に集中力を高めてくれて、もっと走りたいなぁと思うほど走りに集中した楽しい時間でした。

なんとか無事に75km走りきりトランジットへ。

この時はもう雨風のことは気にならず、とにかく楽しい!

 

ランパート

トランジットでは落ち着いてゆっくりとOnのクラウドフライヤーの紐を締めスタート。

今回、クラウドスイフトと2足持ってきていて、ギリギリまでどちらを履くか迷っていましたが、起伏の激しい徳之島のランコースでは安定感の高いフライヤーが自分には適していると判断しました。

あとは今年のブルーのウェアにカラーリングがバッチリなのもあるかな。

ランも序盤からアップダウンが続きます。

はやる気持ちを抑えながら、1キロを5分前後のペースでじっくり走りました。

かなり勾配のきつい上り坂ではさすがにペースダウンするものの、後半も脚は比較的元気で平地は5分を少しきるペース、上りは6分近くまで落ちますが、大ブレーキすることなく、久しぶりにレースで安定して走れている自分に少しほっとしていました。(結果的にはアベレージで1kmを5分10秒ペース)

そしてクラウドフライヤーのチョイスも大正解でした。

疲労感のある中での下り坂もうまく走れた感覚です。

前半にはリレーチームで出場している「On×iro-hanaかふぇ食堂」チームのラン担当トシくんに会い、ぶっちぎりの走りに力をもらい、後半には脚を痛めながらもゴールを目指すマリナとお互い声をかけ合い、仲間の力も借りながらゴールのアーチが見える会場へ。

ゴール付近では大きな声で駒田さん吉川さんが迎えてくれました。

いやぁ嬉しかったなぁ。

サバイバルトライアスロンから無事生還!戻ってきた!

タイムや順位はどうであれ、最後まで歩かずちゃんと走りきれたトライアスロンは最高に気持ちがいい!

結果は総合で33位

昨年の宮古島や佐渡Aで思うようなゴールができなかったので、またそんなことが続いたら。。。なんて頭をよぎったこともありましたが、一安心。

9月の佐渡に向けて心身ともにとてもいい刺激が入りました。

 

今回、一緒に参加した「On×iro-hanaかふぇ食堂」チームはリレーの部で圧勝の2連覇!

こうやってみんなでワイワイ旅トレースを共にするのもまた楽しいですね。

そして最後に。

今回は中止もありえるような天候の中、どうしても保守的な判断をしてしまう昨今ですが、開催を決断してくださった大会関係者の皆様、そしてものすごい雨の中でも沿道で応援をしてくれた島の方々には本当に感謝しています。

徳之島は参加するトライアスリートに対するリスペクトをすごく感じる島でした。

バイクもランも走っていてとにかく応援が心強かったです。

決してアクセスのいい島ではないですが、リピートするトライアスリートが多いのも納得。

徳之島の皆さん、本当におぼらだれん!

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