今年はいい走りができるのでは?と期待していたバイクパートが大惨敗。。。
準備&走力不足を痛感しながら、目標より20分ほど遅れてトランジションエリアに戻ってきました。
この時点でランは3時間40分くらいで走らないと目標の11時間台には届かない。
そのタイムで走るのは190kmのバイクでヘロヘロになった自分には無謀なので、潔く11時間台は諦め、予定通り”サブフォー前後のペースで走りきること”を目標に。
トランジションエリアでは、徳之島でも最後のランを支えてくれた、安定感がとても頼もしいOnのクラウドフライヤーに履き替え、丁寧に靴紐を結びランスタート。
【ラン】
ランラップ:4時間01分40秒(54位)
総合:77位でゴール
恐れていた気温はさほど高くない。
バイクでは苦しめられた風も、ランでは冷たいスポンジで濡れた体をさらに冷却してくれるのでありがたい。
暑くないと言ったら嘘になるけれど、比較的走りやすいコンディションでした。
走り出しは全身にバイク後特有の硬さを感じていましたが、想像していたよりも筋肉の張りなどは少なく、手元のタイムで1kmを5分35秒ペースで走っていてもまだ余裕のある感覚でした。
もしかしたら、もう少しペースをあげてもいいのでは!?
そんなことを思う自分に、いや、これは前半だからだ。これが42km続くわけじゃない。
そう言い聞かせながら、はやる気持ちを抑えながら5分35-45秒のペースで走りました。
ランコースはAタイプやBタイプの多くの選手とすれ違えるので、はるか先を走るトライアスロン仲間を応援したり、仲間がどのくらいの順位なんだろうか?なんてチェックしたり、一緒に参加しているPI TRIのメンバーとすれ違いに声をかけながら励ましあったりと、コースは単調ですが誰かと会える楽しさがあるのが、長くて過酷な最後のランニングにはとてもありがたいです。
今回はほとんどのPI TRIのメンバーとすれ違いに声をかけたり、ハイタッチできたのもすごく力になりました。
正直、トライアスロン大好きな自分ですが、フルマラソン単体は自分で走って、最初から最後まで楽しめた経験が少なく、プライベートではここ数年自ら走ったこともありません(サポートの仕事などはやりがいを感じ楽しくやっています)
そんな自分ですが、トライアスロンのランとなると過酷なのは事実ですが、気持ち的にはフルマラソン単体よりもずっと楽しいし前向き。
これ、トライアスリートあるあるだと思いますが、ホントなんです。
そんなこんなで仲間とのすれ違いや、エイドのコーラ、冷たいスポンジの気持ち良さを楽しみに、距離を重ねていきました。
1周目を終了したハーフ地点では駒田さんをはじめとする、Onジャパンの仲間もいてくれて、大声の熱い声援をもらえてすごく力になりました。
この時点でも2時間を切っていましたが、疲労感はまだそこまで辛くない。
このまま調子よくあと半分走り切ったら、完走だ!
仲間の応援やゴールが近づいてくる実感で、パワーがみなぎってくるのが実感できました。
昨年、悔しい思いをしたからこそ、ゴールが近づいてくるにつれてじわじわとこみ上げるものがありました。
ペースは相変わらず、サブフォーペースをキープ。
自分がいる順位の選手の中では明らかに動けているのがわかっていたので、すごくすごく楽しかったです。
誰がAタイプの選手で、誰が同じ周回数の選手かはあまりよくわかりませんでしたが、結構な人数の選手をパスしました。
しかし、順調だったランも2周目に入って少し経つと激しい尿意が。。。
止まると一気に足が重くなってしまうことが予想されるので止まりたくないが尿意が限界。
エイドにあるトイレに駆け込み用を足すことに。
ロスはしましたが、これでスッキリ。
と思いきや、尿道?膀胱?あたりがその後もなぜかジンジンしてきてトイレに行きたくなってしまう。
なんか変な感じだったので、次のエイドでもう一度トイレに。
しかし尿意のような痛みのような変な感覚はあるが、おしっこは出ない。。。
なんだこれは。。。
最後の最後で身体がおかしくなってしまったのか。。。
謎の症状に不安を感じながらももうこれは我慢して走るしかないと、リスタート。
気がつけば謎の尿道の痛みも解消していました。
なんだったんだろうか。
でも一安心。
その後もペースは落ちることなく、カラダも最後までよく動いてくれました。
きっと低強度ではあるけれど多摩丘陵の里山トレイルやクロカンコースでの走りこみが、タフな脚づくりに効果的だったのだと思います。
それと今回、レース中に等間隔で乳酸作業閾値をコントロールしてくれるカツサプを摂取したのもよかったと思っています。
トイレに2回寄ってしまったのでサブフォーは微妙な時間でしたが、自分でもびっくりするほど最後まで元気に楽しく走れた42kmもラスト。
軽快に(自分の感覚ですが)ゴール会場に入ると清水さんやOnジャパンの仲間が出迎えてくれました。(家族はまだ7ヶ月の息子がいたため、いろいろとタイミング合わずでしたがそれは仕方ない^^)
あぁ、これだ。
自分はAタイプを走りきってこの会場でゴールしたかったんだ。
うわぁ、嬉しいなぁ。
きつかったけどやっとゴールだ。
やり切った。
そんなことを思いながらゴール。
昨年のDNFから続いていた自分の佐渡トライアスロンAタイプへの挑戦。
ゴールは最高の瞬間でした。
今思えば、昨年があったからこそのゴール。
こうやって再び仲間や家族と一緒にチャレンジして、なかなか日常では味わうことのない達成感を味わえるトライアスロン。
本当に楽しかった!
だからやめられない。
きっとこれからも日々、スイム、バイク、ランを楽しみ、時には非日常の距離・レースにチャレンジして達成感を求める。
そんなトライアスロンライフを自分は続けていくのだと思います。
それぞれの種目単体も楽しいし、レースも楽しい。
あらためて今回の完走や完走に至るまでの過程を振り返って実感しました。
とにかく、それが自分を心身ともに元気にしてくれるし、トライアスロンで得たエネルギーが仕事やプライベート・家族・仲間にもいいエネルギーをもたらしてくれると思っています。
続けるペースは変化していくかもしれないけれど、まだまだ続く自分のトライアスロンライフ。
次のチャレンジや目標を決めるのがすでに楽しみで仕方ありません。
今回、ランでは約50人の選手を抜きなんとか77位まできましたが、バイクは惨敗。
バイクさえもう少しうまく走れていれば。。。なんて、タイムや走りの部分もまだまだ欲もあるので、記録向上もしっかり楽しんでやっていきたいと思います。
佐渡はAタイプ完走したら卒業かなぁと思っていたけれど、なんだかんだで来年もエントリーしてそう(笑)
それだけ思い出に残るいい大会でした!