週末は、三陸・雄勝 海の幸トレイルランニングに行ってきました。
震災後、雄勝を訪れるのはこれで3回目。
津波の被害がとてつもなく大きかったこの町に、地元の海の幸や、自然を満喫できるトレイルを走ることを楽しみに、全国各地から人が集まりました。
復興と言うにはまだ遠いかもしれませんが、遠方から何か楽しみを持って雄勝にくる人がいるということだけでも、雄勝の空気がより元気なものに入れ替わったような気がしました。
今回、このイベントにはスタッフとして春の現地視察から携わってきました。
イベント前日は、石川弘樹さんとスタッフ陣でコースチェックに!
左の方が、海の幸トレイル事務局代表であり、このイベントの発起人でもある鍛錬家・漁師見習いの山本ケイイチさん。
前日、参加者が集まったところで、このイベントのアドバイザーでもある石川弘樹さんのコースガイダンス
その後はいよいよ走ることよりも!?メインイベントである前夜祭の海の幸食べ放題!
まだ動いている新鮮なウニ!
旬の銀鮭
この他にも、牡蠣や新鮮な海の幸を使った手作り料理が食べきれないほど並び、参加者、地元の方々、スタッフ、みんなで交流し、美味しく楽しいひとときを過ごしました。
全国各地から人が集まり、賑わい、楽しいひとときを過ごしている光景を地元の方はどう思ったのだろうか。
自分には震災後の雄勝にとって新しい小さな灯火に見えました。
イベント当日は霧雨が降り続くコンディションでしたが、160人ほどのランナーが雄勝のトレイルコースを走りました。
石川弘樹さんも参加者に声をかけながら一緒に走りました。
自分は全コース約35kmを走りながら安全確認や、ランナーへの声かけ、写真撮影などをしました。
あいにくのコンディションだったかもしれませんが、みなさん本当にいい表情で走っていました。
「大会ではない」というこのイベントのコンセプトと、何かしらの想いがあって遠方から訪れた方々ランナーのみなさんが作り出した、雰囲気だったのでしょう。
こちらもとても心地よい気分でした。
イベントも大きな事故やけが人もなく、無事に終了することが出来ました。
参加されたランナーの皆さんからも、コース、海の幸ともに大好評でした。
この参加者の「楽しかった!」「来てよかった!」「美味しかった!」が何よりだと思います。
復興支援ということは抜きにして、多くの参加者に純粋に楽しい2日間だったと思ってもらえたことが一番大切だと。
自分を含め、それぞれが復興支援でも、楽しむための目的でも、まずは現地に足を踏み入れ、その土地のことや人を、見て、感じること、関心を持つこと、好きになること。
これが結果的にはそれぞれが復興支援について考え、動き出すには、一番必要なことのかなと感じました。
いやぁ、しかし雄勝の海の幸はホントに最高でした!
トレイルも自分は春に、晴れた日に走っているからこそ、もう一度あのコースを今度は絶景も楽しみながら多くの人に走ってほしい!