佐渡トライアスロンレポート③(ランスタートからゴールまで)


佐渡トライアスロンレポート②(スイムからバイクまで)から続き

 

108kmのバイクを終え、いよいよランスタート。

 

バイクの後半でだいぶ脚は疲労していたが、それよりもあとハーフマラソンの距離を走りきれれば完走できるという高揚感のほうが強かった。

落ち着いて、今回のレースシューズとしてチョイスしたOn cloudflowを履き、丁寧にシューレースを結んでトランジッションエリアを出る。

 

トランジッションエリアの出口には、毎晩チームメイトのマッサージをして、マメにみんなの写真を撮り、持ち前の明るさで雰囲気を盛り上げてくれた、普段はプロスイムコーチのマーマンキングが応援してくれていた。

バイクの後半は常に一人だったのですごく力をもらえた。

 

スタート当初、思った以上に脚が軽いことに驚いた。

もっとひどい状態を想像していたので、なんだか嬉しくなり、はやる気持ちを抑えながら走っていたのを覚えている。

 

ランコース一番奥の10km過ぎの折り返し地点まではほとんど抜かれることなく、1kmを4分45秒ペースくらいで気持ちよく走れていた。

途中でチームメイトのYUHOともすれ違い、気分も上がった。

正直、ここまでは順調すぎる。

 

速くはないけれど、疲れてはいるけれど、ペースダウンせずに走れているし、気持ちもゴールが近づいている高揚感が先行していた。

 

しかし、残り8kmほどになった地点で急に脚が重くなった。

折り返し前後の起伏が原因だと思われる。

なんとか上半身で動きを引っ張って走っているが一気にペースダウンして5分30秒近くまで落ち込む区間も。

ただこれでもあまりネガティブにはなっていなかった。

 

もともと、多くを望まず完走だけを目指していたので、走りきれるペースで着実にゴールを目指せばいい。

そう思って淡々と走っていたが、やはりきつくなってからは長くて辛かった。

 

会場付近まで来たところで2名の選手に抜かれた。

一人はポンと自分の腰を叩いて抜いていったが、それは朝川洋明選手だった。

大学時代から知っていて、エリートでも活躍していた選手。

抜かれたが知っている選手とゴール間近で走れていることに嬉しくも感じた。

 

もうあと少し。

 

フィニッシュゲートが見え、その手前には先にゴールしていたリレーのOnチームや、YOHOくん、マーマンキングがいた。

笑顔で出迎えるチームメイトを見てめちゃくちゃ嬉しかったし、ここまでたどり着いたことにめちゃくちゃホッとした。

涙が出そうだった。(いや、出ていた。。。)

sado_ - 1

本当に嬉しくてホッとした。

これがゴールした時の一番の感想だった。

 

RUNタイム:1時間45分27秒(55位)

 

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▼RUN時使用アイテム

ランニングシューズ:On cloudflow

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公式記録:5時間47分20秒 総合42位 年代別6位

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ゴール後は全く動けなくなった。

 

レース中はアドレナリンが出ていたから動けていたようだが、ゴール後ホッとした瞬間から両腿がジンジンと痛みと熱を発して動けなくなった。

椅子に座ってもジンジンしていた。

でもようやくゴールできた喜びと安堵感、今まで応援してもらった方々の顔などを思い出して清々しい気分だった。

 

 

—最後のレポート記事に続く。

 

 

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