佐渡トライアスロンレポート②(スイムからバイクまで)

佐渡トライアスロンレポート①(レーススタートまで)から続き。

 

予想もしていなかった感情が湧き出てきたスタート前、こんな気持ちになったのは初めてで自分でもびっくりしたが、決してネガティブな感情ではないので、自分でも嫌な気はしなかった。

 

さぁ、いよいよスタート。

カウントダウンが始まり、スタートの号砲が鳴った。

この瞬間から意識は自分の身体や動きに意識は切り替わった。

 

レース前、一番調子がいいと思っていたのがスイムなので、スイムは思い切っていこうと決めていた。

勢いよくほぼ最前列からスタートしたが、きっとオーバーペースだったのと、レース特有の混雑やバトルで、思った以上に前半で乳酸が溜まり、疲労感を感じていた。

実践練習不足が出てしまい、けっこう蛇行もしていたと思う。

 

中盤あたりからはだいぶ消耗していたので、いいか悪いかは別として、当初の攻めの気持ちはどこへやら、先は長いと言い聞かせ無事に泳ぎ切ろうと守りに入っていた。

スタート前一番期待していたスイムだったが、スイムアップする頃には順位もタイムも全く期待していなかった。

 

そして少し期待外れな感触のままバイクのトランジットへ。

SWIMタイム:36分57秒(44位)

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▼SWIM時使用アイテム

ウエットスーツ:GRAD FIVE

ゴーグル:VIEW(DELFINA)

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21371044_1906519286339261_3120453220132768556_nバイクへのトランジットは、距離が長いため、ソックスを履く、エネルギー補給用のジェルをポケットに入れるなど、ショートのレースよりやることは多いし、何か忘れてしまうとけっこう致命的なので、急がず少し時間はかかっても確実に行うことを心がけて、トランジッションエリアを出た。

 

バイクは一番自信のないパートだったので、感覚としては”気持ちのいいペースのロングライドより少し頑張る程度”を保って走ることを常に心がけていた。

チームメイトやレベル感の似たような選手に抜けれても、バイクパートだけは頑張りすぎると痛い目にあうことは自分でもわかっていたので、常にペースは自分軸で決めていた。

 

ただ、いつ疲労感が襲ってくるのか?恐れながら自重して走っている中でも、向かい風などもさほど感じることはなく、自分にとってはかなりラッキーなコンディションだったと思う。

 

そして何と言っても今回の自分の走りを助けてくれたのがDHバーである。

基本自分はDHバーを付けずに、ベーシックなロードバイクポジションで普段乗っている。(レースにほとんど出ていないからでもあるが)

DHバー自体も実は持っていなくて、今回使用したのは、ある時YUHOくんがお古をプレゼントしてくれたやつである。

今回も練習では一度も付けず、ギリギリまで迷っていたが、梱包前のローラー台で可もなく不可もなくのポジションだけは確認して、バイクケースに入れていた。

ただ、やはりコース特性や、空気抵抗、パッドに前腕を置いて楽できるポジションは108kmのバイクには有利だろうと現地で判断して付けることに。(本当は事前にしっかりDHバーのポジションで練習しておくものなのでダメです)

 

久しぶりに実走で使うDHバーだったが、重心もかけやすく空気抵抗も少ないため楽にスピードを上げることができ、そのペースを維持するのも楽である。

こんな初心者的な感想を述べているが、本当につけてよかった。

 

常に余裕のあるペースで走っていたが、そこまで悪くない感覚とタイムで80kmあたりまでは走れていた。

しかし心のどこかでは、今回のトレーニング量で、このままうまくバイクを終えられるわけはない。。。と覚悟していたがやはりその予感は的中した。

後半の坂が続くエリアから途端に乳酸が溜まってしまい、ダンシングでひと踏みひと踏み登るのがやっと。

見えていた前方の集団もあっという間に見えなくなり、周囲にも選手はいなくなり一人サイクリングペースに。

 

ここからはめちゃくちゃきつい。

さっきまで楽に出せていたスピードも全く出せない。

やはり練習は嘘をつかない。

下り坂で脚を休ませながら、なんとかペースダウンを最低限に抑えて、残りの距離を走りきることだけを考えていた。

ランスタートした選手ともすれ違い、だいぶヘロヘロになりながら街へ戻ってきたが、不思議と心は折れていない。

ようやく最後の種目にたどり着いたことと、一番恐れていたバイクがどんな形であれ終えられたことに、少し喜びを感じていたくらいである。

 

BIKEタイム:3時間24分57秒(57位)

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▼BIKE時使用アイテム

バイク:FUJI TRANSONIC SL

ヘルメット:LASK PROTONE

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さぁ、あとハーフマラソン走りきればゴール。(続く)

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